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<2009年12月>
第1章 DB2のアーキテクチャ
本書に含まれている情報は、正式なIBMのテストを受けていません。また、明記にしろ、暗黙的にしろ、なんらの保証もなしに配布されるものです。
この情報の使用またはこれらの技術の実施は、いずれも、使用先の責任において行われるべきものであり、それらを評価し、実際に使用する環境に統合する
使用先の判断に依存しています。それぞれの項目は、ある特定の状態において正確であることがIBMによって調べられていますが、他のところで同じまたは同
様の結果が得られる保証はありません。これらの技術を自身の環境に適用することを試みる使用先は、自己の責任において行う必要があります。
© Copyright IBM Japan Co., Ltd. 2009
内容
•
DB2 ファミリー製品
ファミリー製品
•
Oracle、
、DB2の
の用語の
用語の比較
•
DB2と
とOracleの
のアーキテクチャ比較
アーキテクチャ比較
•
•
•
メモリー
•
プロセス
•
ファイルシステム構造
•
データ、カタログ領域
•
セキュリティ
DB2の
の基本、
基本、ツール
•
インスタンス管理
•
ストレージ管理
•
接続管理
•
管理ツール
基本操作の
基本操作の違い
2
© 2009 IBM Corporation
DB2 ファミリー製品
DB2 Enterprise 9
• DB2 9.7
DB2 Enterprise Server Edition
• DB2 Data Server の最新Version
• 2009年5月にアナウンス 2009年6月リリース
DB2 Workgroup 9
Linux (64bit)
Linux Power (64bit)
Linux zSeries (64bit)
Windows (32bit/64bit)
AIX (64bit)
HP-UX (64bit)
Solaris (64bit)
DB2 Workgroup Server Edition
DB2 Express 9
DB2 Express Edition
DB2 Personal 9
Linux (32bit/64bit)
Linux Power (64bit)
Windows (32bit/64bit)
AIX (64bit)
Solaris (64bit)
HP-UX (64bit)
Linux (32bit/64bit)
Linux Power (64bit)
Windows (32bit/64bit)
Solaris (x86-64)
DB2 Personal Edition
Linux (32bit/64bit)
Windows (32bit/64bit)
For Developer
Database Enterprise Developer Edition
All Servers and clients supported by DB2
3
© 2009 IBM Corporation
DB2 9.7 エディション
• IBM DB2 Enterprise Server Edition 9.7
• DB2 Enterprise 9.7 は、中規模企業から大企業向けのデータベース・サーバー
• プロセッサー数やメモリー等の制限なし
• 以下の機能を含む
• PL/SQL、pureXML, HADR, オンライン再編成, 拡張コピーサービス, MQT, MDC, テー
ブル・パーティショニング機能など
• IBM DB2 Workgroup Server Edition 9.7
• DB2 Workgroup 9.7 は中小企業向けのデータベース・サーバー
• 最大480 PVU(*1) メモリー16GB以下
• Value Unit課金、許可ユーザー課金のほかに、V9.7よりLimited Use Socket 課金(4ソケッ
ト搭載サーバーまで)
• PL/SQL、pureXML, HADR,オンライン再編成機能を含む
(*) PVU: プロセッサー Value Unit
4
© 2009 IBM Corporation
DB2 9.7 エディション
• IBM DB2 Express Server Edition 9.7
• DB2 Express 9.7は、中規模ビジネス(SMB)市場向けに、DB2のフルファンクションを
低価格で提供
• 最大200 PVU メモリー 4GB 以内
• pureXML機能を含む
• IBM DB2 Express-C
• ライセンス無償で使用可能
• 最大 2コア メモリー2 GB以内
• pureXML機能を含む
5
© 2009 IBM Corporation
DB2 9.7 クライアント
• IBM Data Server Client
• アプリケーション開発、DB管理、クライアント/サーバー構成のための機能を提供
• IBM Data Server Runtime Client
• JDBC, ADOODBC, DB2 CLI, .NET, ADO.NET, OLE DB, PHP ,Ruby をサポート
• GUIツールは含まれていないが、DB2 CLP機能を含む
• IBM Data Server Driver for ODBC, CLI, and .NET
• DB2 CLI API、ODBC API、.NET API を使用するアプリケーションに対するランタイム・
サポートを提供するWindowsプラットフォーム用のクライアント
• IBM Data Server Driver for JDBC and SQLJ
• Java ストアード・プロシージャーおよびユーザー定義関数のデフォルトのドライバー
• JDBC 3 および JDBC 4 準拠アプリケーションのサポート、SQLJのサポートを提供
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© 2009 IBM Corporation
DB2 V9.7 フィーチャー
DB2 V9.7 Features
Enterprise
Workgroup
DB2 High Availability Feature
(HAF)
(組込み)
(組込み)
Express
課金単位
含まれる機能
許可ユーザー
HADR, オンライン再編成、
TSA, 拡張コピー・サービス
●
PVU
Base/Enterprise Warehouse
Feature
●
DB2 Performance
Optimization Feature (POF)
●
PVU
SMP/MPPシステムのクラ
スターにわたるデータベー
スの区分化機能(DPF)&
ウェアハウス機能
許可ユーザー
DB2 ワークロード管理,
PVU
Performance Expert,
Query Patroller
DB2 Storage Optimization
Feature (SOF)
●
DB2 Advanced Access Control
Feature (AACF)
●
PVU
データ行圧縮、索引圧縮、
一時表圧縮
許可ユーザー
ラベル・ベースのアクセス
制御 (LBAC)
PVU
DB2 Geodetic Data
Management Feature
許可ユーザー
空間情報管理
●
PVU
Homogeneous Replication
PVU
●
DB2間のQレプリケーショ
ン
Feature
※ Featureは●の箇所のみになります
7
© 2009 IBM Corporation
ブランク・
ブランク・ページ
8
© 2009 IBM Corporation
Oracle、DB2用語の比較
Oracle
DB2
Comment
インスタンス
インスタンス
プロセスと
プロセスと共有メモリー
共有メモリーから
メモリーから構成
から構成され
構成され
る。DB2インスタンス
インスタンスは
インスタンスは、データベー
ス・マネージャー(
)とも呼
マネージャー(DBM)
とも呼ばれる。
ばれる。
DB2は
は1インスタンス
インスタンスに
インスタンスに複数DBをもつ
複数 をもつ
ことが可能
ことが可能。
インスタンスは
可能。Oracleインスタンス
インスタンスは、1
インスタンス1DB。
。
インスタンス
データベース
データベース
DB2:1インスタンス
インスタンスに
インスタンスに複数DB作成可
複数 作成可
能
パラメータファイル
データベース・
データベース・マネージャー構成
マネージャー構成
ファイル
Oracle: インスタンス、
のパラメー
インスタンス、DBの
ターを
ターを格納する
格納するファイル
するファイル
データベース構成
データベース構成ファイル
構成ファイル
DB2: DB毎
毎にDB構成
構成ファイル
構成ファイルを
ファイルを持つ
データ・
データ・ブロック
ページ
データ格納
データ格納の
格納の最小単位
エクステント
エクステント
連続した
連続したデータ
したデータ・
データ・ブロック/ページ
ブロック ページの
ページの
セット
セグメント
オブジェクト
9
Oracle: エクステントの
エクステントの集合で
集合で論理記
憶構造に
憶構造に割り当てられる
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Oracle、DB2用語の比較
Oracle
DB2
Comment
表スペース
表スペース
データを
データを格納する
格納する領域
する領域
データ・
データ・ファイル
DMS コンテナー
データを
データを格納する
格納する物理領域
する物理領域
Redo ログファイル
トランザクションログ
リカバリーログ
PL/SQL
SQL/PL
SQLを
を拡張した
拡張したプログラミング
したプログラミング言
プログラミング言
語
データ・
データ・バッファー
バッファープール
表スペースへの
スペースへのI/Oを
への を減らすため
のバッファー
SGA
インスタンス共有
インスタンス共有メモリー
共有メモリー
インスタンス起動時
インスタンス起動時に
起動時に割り当てら
れるメモリー
れるメモリー領域
メモリー領域
データ・
データ・ディクショナリ
システム・
システム・カタログ
データベースの
データベースのメタデータ
ライブラリー・
ライブラリー・キャッシュ
パッケージ・
パッケージ・キャッシュ
コンパイルした
をキャッシュ
コンパイルしたSQLを
した
するために使用
するために使用される
使用される領域
される領域
ラージ・
ラージ・プール
ユーテリティ・
ユーテリティ・ヒープ
バックアップ等
バックアップ等のヒープ領域
ヒープ領域
データ・
データ・ディクショナリキャッシュ
カタログキャッシュ
システムカタログ情報
システムカタログ情報の
情報のキャッ
シュ領域
シュ領域
SYSTEM表領域
表領域
カタログ表
カタログ表スペース
データ・
データ・ディクショナリや
ディクショナリやカタログ
情報を
情報を格納する
格納する表領域
する表領域
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DB2とOracleのアーキテクチャ比較
• アーキテクチャ概要
アーキテクチャ概要
• メモリー・
メモリー・アーキテクチャ
• プロセス
• ファイル、
ファイル、ディレクトリ構造
ディレクトリ構造
• データ・
データ・ディレクトリ、
ディレクトリ、カタログ
• セキュリティ
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アーキテクチャ概要– Oracle
• Oracle : 3層構造
層構造
OracleArchitecture
• 上位層は、メモリーアキテク
チャ
• 中間層は、プロセスコンポーネ
ント
• 下位層は、データベースコン
ポーネント
Instance
Instance
P
P
G
G
A
A
SGA
SGA
Streams
Pool
Database
Buffer
Cache
Redo
Log
Buffer
Shared Pool
Java
Pool
Oracle
Oracle
Processes
Processes
RECO
Large
Pool
Library
Cache
Data
Dictionary
Cache
Init.
Ora
User
User
User
User
Processes
Processes
Processes
Processes
SMON
PMON
DBWn
CKPT
LGWR
ARCn
Oracle
Oracle
Database
Database
Data
Files
12
Control
Files
Redo
Log
Files
Archive
Log
Files
© 2009 IBM Corporation
アーキテクチャ概要 – DB2
• DB2:クライアント
クライアント/サーバーモデル
クライアント サーバーモデル
• DB2は全てのプラットフォームで、
スレッドベースで実装されている
• DBMSとしての
としての基本的
としての基本的な
基本的な動きは
Oracleと
と同様
• 例
• 更新データは必ずログに書き込ま
れ、COMMITのタイミングでディス
クに書き出される
• 表スペースへの反映はBFPを介し
て非同期に行われる
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メモリー・アーキテクチャ– Oracle
• SGA と PGA
• Oracleのメモリー構造はシステム・グローバル領域(SGA)とプログラム・グ
ローバル領域(PGA)から構成される
• SGA
• インスタンス起動時に割り当てられる共有メモリー領域
• SGAは共有プール、データベース・バッファー・キャッシュ、REDOログ・バッ
ファーとして使用される
• PGA
Instance
• 特定のサーバー・
プロセスだけで使用
SGA
PGA
PGA
PGA
Library Cache
される非共有領域
Server
Process
14
Shared Pool
Data Dict
cache
Data
Buffer
Cache
Redo
Log
Buffer
© 2009 IBM Corporation
メモリー・アーキテクチャ– DB2
• DB2 は大きく3つの
きく つの共有
つの共有メモリー
共有メモリー領
メモリー領
域がある
• インスタンス・メモリー
Instance_memory
DBMS Memory
• データベース・メモリー
• データベース・メモリーの例:
• バッファー・プール
• ロック・リスト
• データベース・ヒープ
• ユーティリティ・ヒープ
• パッケージ・キャッシュ
• カタログ・キャッシュ
Database_A
Database_B
Database_
memory
Database_
memory
Appl_memory
Appl_memory
• アプリケーション・メモリー
Agent Private Memory
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© 2009 IBM Corporation
プロセス – Oracle
• バックグラウンド・
バックグラウンド・プロセス
•
•
•
•
•
•
•
•
データベース・ライター (DBWR)
ログ・ライター(LGWR)
システム・モニター (SMON)
プロセス・モニター (PMON)
チェックポイント (CKPT)
リカバラ・プロセス(RECO)
アーカイバ ・プロセス(ARCn)
ディスパッチャー・プロセス (Dnnn)
• ユーザー・
ユーザー・プロセスと
プロセスとサーバープロセス
• アプリケーションとOracle間の通信に
使用される
• アプリケーションの接続の毎に、ユーザープロセスと
サーバープロセスのペアが作成される
• リスナー
• 接続要求をリスニングする
16
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プロセス – DB2
• サーバー側
サーバー側では、
では、アクティビティーは
アクティビティーはエンジン・
エンジン・
ディスパッチ可能単位
)で制御される
ディスパッチ可能単位(
可能単位(EDU)
制御される
• データベースサーバー スレッド及
スレッド及びプロセス
• db2sysc、メイン・システム・コントローラ
EDUは、重要な DB2 データベース・サー
バー・イベントを処理する
• db2pfchr、バッファー・プール・プリフェッ
チャー用
• db2pclnr、バッファー・プール・ページ・ク
リーナー用
• db2logmgr、ログ・マネージャ用。リカバ
リー可能なデータベースのログファイルを
管理
• クライアント
• クライアント EDUやプロセスは、データベース
との最初の接触を、リスナーを通じて行う
• db2agent
• db2fmp
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© 2009 IBM Corporation
ファイル・ディレクトリ構造 – Oracle
• Oracle データベースファイル
Instance
Parameter file
Database
Password file
Alert and
trace log file
Control file
Datafiles
Redo log files
• Oracle ディレクトリ構造
基準)
ディレクトリ構造(
構造(OFA基準
基準)
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© 2009 IBM Corporation
ファイル・ディレクトリ構造– DB2
Instance directory
• DB2 ディレクトリ構造
ディレクトリ構造
• DB2コピーディレクトリー
• インスタンスディレクトリ:
Drive/Directory
sqllib
db2dump
Error log file
• エラーログファイル (db2dump)
function
• サーバーサイドプログラム (function) など
etc...
• データベースディレクトリ:
Database directory
• データベースファイル (SQL0000n)
• トランザクションログ (SQLOGDIR)
• 自動ストレージパス
(Nodennnn/DBNAME)
• 表スペースコンテナー
• 以下のパスは、任意のパスに設定
•
•
•
•
19
db2dump
トランザクションログディレクトリ
自動ストレージパス
表スペースコンテナー (非自動ストレージ)
All the external stored procedures and
executable programs are stored in
here
Drive/Directory
DB2 instance
name
Node0000
The partition number of the database,
0 for a non-partitioned database
SQL00001
The database id starts at 1 and
increases for all subsequent database
SQLDBCONF
The database configuration file
SQLOGDIR
The directory for default log files
DBNAME
T0000000
C0000000.CAT
T0000001
C0000000.CAT
T0000002
C0000000.LRG
The DMS container
for catalog tablespace
The SMS container for
default system
temporary tablespace
The DMS container for
default user tablespace
© 2009 IBM Corporation
データ・ディクショナリ、カタログ
Oracle: データ・
データ・ディクショナリ
• User_xxx ビュー
• 現在のユーザーが所有するオブジェクトに関する情報を表示するビュー
• ALL_xxx ビュー
• 現在のユーザーがアクセス可能な全てのオブジェクトに関する情報を表示するビュー
• DBA_xxx ビュー
• データベース管理ビュー
• データベース内の全オブジェクトに関する情報を表示するビュー
• DB2: Catalog
• SYSCAT ビュー
• 参照のみ可能なDBのオブジェクト情報のビュー
• SYSSTAT ビュー
• 更新可能な統計情報のビュー
DB2 9.7 では、Oracleデータディクショナリを、DB2のカタログ表のエントリーに
マッピングするビューが提供されている
20
© 2009 IBM Corporation
セキュリティ – Oracle
• Oracle
• データベースを使用するユーザーは、事前にOracle内でユーザーとして作成されて
いる必要がある
• データベース内の情報でユーザーを認証
• パスワードは、データ・ディクショナリに暗号化されて格納される
I'm ken
USER
ken
PASSWORD a@x?s
Authentication OK/NG
21
Oracle
Database
....
....
....
© 2009 IBM Corporation
セキュリティ – DB2
• DB2
•
DB2は、ユーザー認証はOSに依存するため、データベース内への登録は不要
•
OSのログインIDとデータベース・ユーザー名の区別はない
•
OSにデータベースに接続するユーザーを作成しておく必要がある
I'm ken
USER
ken
PASSWORD a@x?s
Authentication OK/NG
....
....
....
DB2
Data
Server
SYSADM
NO
Can I
access?
DBADM
SYSCTRL
SYSMAINT
ACCESS
DB2 は特権の情報は
データベース内で持つ
OK
22
© 2009 IBM Corporation
DB2基本操作と管理
•
DB2 管理タスク
管理タスク
• インスタンス管理
• データベース
• 構成パラメーター
• ストレージ
• 表スペース
•
管理ツール
管理ツール
• IBM Optim Database Administrator
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© 2009 IBM Corporation
DB2 インスタンス管理
•
•
DB2製品
製品の
という
製品のインストールされた
インストールされたコードセット
されたコードセットを
コードセットを、 “DB2 copy”という
•
1つのOS上に複数のDB2コピーを作成可能
•
DB2 コピーのコードレベル (バージョンや、fix pack レベル) が同一でも異なっていてもよい
DB2インストール
インストール後
インストール後に、インスタンスが
インスタンスが作成される
作成される
•
1インスタンスは、1DB2コピーと対応する
•
1DB2コピーは複数のインスタンスを持つことが可能
•
DB2 インスタンスはDB2コピー間を移動させることが可能
Operating System
DB2 Copy A
DB2 Copy B
/opt/IBM/db2/V9.7_GA
/opt/IBM/db2/V9.7_FP1
db2inst1
db2inst2
db2inst2
db2iupdt コマンドでインスタンスを移行
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© 2009 IBM Corporation
DB2 インスタンス管理
•
インスタンス作成
インスタンス作成
•
•
•
db2inst1
インスタンス起動
インスタンス起動
•
•
•
rootユーザーでインスタンス作成を実行
db2icrt -u db2fenc1
• インスタンスを作成 : db2icrt
現在あるインスタンスをリストし、インスタンスが作成されたことを確認
• インスタンスをリスト: db2ilist
• 現在のDB2コピーのインスタンス・ディレクトリーでコマンドを実行
インスタンス作成後、インスタンス・ユーザーでインスタンスの起動を実行
• インスタンスを開始: db2start
• インスタンスを停止: db2stop
インスタンスが活動状態かどうか調べる
db2_ps
• DB2インスタンスが活動状態かどうか調べる
• インスタンスのプロセスが存在しているかどうか、db2_psコマンドで確認することが可能
(Linux/UNIX only)
インスタンス作成
インスタンス作成・
作成・削除・
削除・更新
•
•
•
25
インスタンスを削除: db2idrop
インスタンスを更新: db2iupdt
• 新しいDB2コピー側でコマンドを実行
インスタンスを移行: db2iupgrade (旧:db2imigr)
)
• 新しいDB2コピー側でコマンドを実行
© 2009 IBM Corporation
DB2 データベース
• データベース
• DB2では、1インスタンスに複数DBを作成、実行可能
• DB2はスレッドモデルで実行されるため、複数DB環境でも、1つのdb2syscプロセスで実
行される
• アクティブなスレッド(EDU)は“db2pd -edus” コマンドで確認可能
• データベース作成
db2 create database DB1 on /db2/db1
• DB1 という名前のデータベースを作成
• DBを作成するパスを “on <full path>” オプションで指定可能
• データベース削除
db2 drop database DB1
• データベースへの接続がある場合は、データベースの削除が失敗する
DB1
db2inst1
TablespaceA TablespaceB
26
DB2
Tablespace1
Tablespace2
© 2009 IBM Corporation
DB2 構成パラメーター
• DB2の
DB2の構成パラメーター
構成パラメーターは
パラメーターは以下の
以下のレベルで
レベルで構成
システム
環境変数でレジストリー変数を上書きできる
環境変数
DB2
レジストリー変数(g)
プロファイル・レジストリー(g) (グローバル)
影響範囲:システム全体(g)
インスタンス
プロファイル・レジストリー(i) (インスタンス)
レジストリー変数(i)
影響範囲:インスタンス内(i)
DBM CFG
データベース
データベース・マネージャー構成パラメーター
影響範囲:インスタンス内の全DBに適用
DB CFG
データベース構成パラメーター
影響範囲:単体のDB内に適用
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© 2009 IBM Corporation
DB2 ストレージ
• 表スペース
• データを格納する論理的な領域
• 表や索引などのデータが、表スペースに格納される
• ストレージ管理方法
ストレージ管理方法
• 自動ストレージ管理
• 表スペース作成時、DB2がデータベース作成時に指定したストレージ・パスに自動的
にコンテナを作成する
• 表スペース、コンテナーの管理が必要なくなる
• 手動でのストレージ管理
• 表スペース作成時にパスを指定する
Non-Automatic Storage
Database “X”
Table
Space “A”
Table
Space “B”
Table
Space “C”
Automatic Storage
Database “Y”
Table
Space “A”
Table
Space “B”
Table
Space “C”
Storage paths on file systems
28
© 2009 IBM Corporation
DB2 ストレージ
• 自動ストレージ
自動ストレージへの
ストレージへの変更方法
への変更方法
• DB作成時に指定
• デフォルトでは、自動ストレージデータベースとして作成される
• デフォルトの自動ストレージパスはデータベースパスに作成される
(<instance name>/<Node000n>/<database name>/T000000n)
• 既存のDBに指定
• DBへ自動ストレージパスを削除、または追加することが可能
alter database add/drop automatic storage on '<storage path>'
• 変更を反映するためには表スペースのリバランスが必要
29
© 2009 IBM Corporation
DB2 表スペース
• 表スペース作成
スペース作成の
作成のシンタックス例
シンタックス例
CREATE TABLESPACE TS1 PAGESIZE 16K
MANAGED BY DATABASE USING
( FILE '/db2/ts1.dat' 1000M)
• 表スペースの
スペースの属性を
属性を選択
• 表スペースタイプ
• ユーザー表スペース (1つ以上)
• ユーザー定義の表を全て含む
• デフォルトでは、 USERSPACE1という表スペースが作成される
• システム一時表スペース (各ページサイズ毎に必要)
• ソートやJOINなど、データベース・マネージャーが必要としたときにデータを格納
• ユーザー一時表スペース (1つ以上)
• DECLARE GLOBAL TEMPORARY TABLEで作成された表の一時データを格納
• カタログ表スペース (作成の必要はない)
• データベースのシステムカタログ表を全て含む
• デフォルトで作成されるSYSCATSPACEは削除することは出来ない
30
© 2009 IBM Corporation
DB2 表スペース
• 表スペース属性
スペース属性を
属性を選択
• ストレージ・タイプ
• System Managed Storage (SMS)
• OSによってストレージ領域を管理
• データへのアクセスはOSによって制御される
• 領域は必要に応じて割り当てられる
• 小規模データベースに向いている(データ量の増加に伴って、自動的に
ファイルサイズが大きくなる)
• Database Managed Storage (DMS)
• ファイルかraw デバイスの2種類がある
• DB2が管理するため処理が高速になる
• パフォーマンスを重視する場合に向いている
• 自動表スペースの場合はDMS FILEとなる
31
© 2009 IBM Corporation
DB2 表スペース
• 表スペース属性
スペース属性の
属性の選択
• ページサイズ
• ページサイズは、4KB / 8KB / 16KB / 32KB から選択
• レコード長はページ・サイズより小さくなければならない
• 表スペースのページ・サイズは以下のページ・サイズを合わせる必要がある
• バッファー・プール
• システム一時表スペース
Page Size
Row Size Limit
Column Count
Limit
Table space size Limit
(Large)*
4KB
4005
500
8TB
8KB
8101
1012
16TB
16KB
16293
1012
32TB
32KB
32677
1012
64TB
*DMS表スペースの場合
• ファイルシステム・キャッシング
• SMS 、DMS File の表スペースはファイルシステム・キャッシュを使用することができる(デフォル
トでは使用しない)
• Large object (CLOB/BLOB)のI/Oを減らすことが可能
32
© 2009 IBM Corporation
DB2 表スペース
• 表スペース作成
スペース作成 : コマンド例
コマンド例
• SMS表スペースを作成
CREATE TABLESPACE TS1 MANAGED BY SYSTEM
USING ('d:¥TS1_CONT1', 'e:¥TS1_CONT1')
• 16KBのページ・サイズのDMS表スペースを作成
• デフォルト以外のページサイズを指定する場合は、同じページ・サイズのバッファプー
ル名を指定する必要がある
CREATE TABLESPACE TS2 PAGESIZE 16K
MANAGED BY DATABASE
USING ( FILE '/db2/cont1/ts1_1.dat 500MB, FILE '/db2/cont2/ts1_2.dat 500MB)
BUFFERPOOL BP16K
• 自動ストレージの表スペース作成
CREATE TABLESPACE TS3 MANAGED BY AUTOMATIC STORAGE
33
© 2009 IBM Corporation
DB2 管理ツール : IBM Optim Database Administrator
•
DB2や
やInformix IDSデータベース
データベースを
ベー
データベースを、設計、
設計、開発、
開発、管理、
管理、モニタリングする
モニタリングする、
する、Eclipseベー
スのツール
•
試用版の
試用版のダウンロードはこちらから
ダウンロードはこちらから http://www-01.ibm.com/software/data/optim/
34
© 2009 IBM Corporation
DB2、Oracleの管理コマンド
• インスタンスの
インスタンスの起動・
起動・停止
• データベース作成
データベース作成
• データベースの
データベースのバックアップ/リストア
バックアップ リストア
• 表データの
データのExport/Import
• モニタリング
• 基本SQL操作
操作
基本
35
© 2009 IBM Corporation
インスタンスの起動・停止
Oracle
DB2
• インスタンスの
インスタンスの開始
db2start
startup
• インスタンスの
インスタンスの停止
• 全てのセッションが切断されるまで待つ
db2stop
shutdown
• インスタンスの
インスタンスの強制停止
• 実行中の全てのトランザクションをロール
バックし、接続を切断する
db2stop force
shutdown immediate
• インスタンスを
インスタンスをメンテナンスモードで
メンテナンスモードで起動
db2start
db2 quiesce instance <instance name>
immediate force connections
36
Startup restrict open
© 2009 IBM Corporation
データベースの作成
• サンプルデータベースの
サンプルデータベースの作成
• サンプル表やデータを含むデータベースを作成 SQLやXqueryを実行可能
db2sampl
• データベースの
データベースの作成
Create database <db name>
• 主なオプション:
• “on” は自動ストレージパスを指定し、“dbpath on” はデータベースパスを指定
on <path> dbpath on <path>
• デフォルトのページサイズを指定
pagesize <4K / 8K / 16K / 32K >
• データベースの
データベースの活動化
• データベースは明示的なActivateもしくは、接続によって活動化される
activate db <db name>
• 非活動化するためには、Deactivateコマンドを実行するか、もしくは全ての接続を切断する
deactivate db <db name>
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データベースのバックアップ
• DB2バックアップユーテリティ
バックアップユーテリティを
バックアップユーテリティを使用した
使用したバックアップ
したバックアップ
• “/backup” ディレクトリへのバックアップを実行
backup db <database name> to /backup
• オンラインのバックアップを実行
backup db <database name> online to /backup
• リカバリー・
)を使用した
データベースの
リカバリー・マネージャ(
マネージャ(rman)
使用したOracleデータベース
した
データベースのバックアップ
• rmanにログイン
rman target / nocatalog
• バックアップ先のパスを “/backup”に指定
configure channel device type disk format='/backup/full_db_%U'
• バックアップを実行
backup as backupset database plus archivelog
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データベースのリストア
• DB2バックアップユーテリティ
バックアップユーテリティを
バックアップユーテリティを使用した
使用したリストア
したリストア
• “/backup”ディレクトリからのリストア
restore db <database name> from /backup taken at <backup timestamp>
• 最後のトランザクションログまで適用
rollforward database <database name> to end of logs and complete
• リカバリー・
)を使用した
データベースの
リカバリー・マネージャ(
マネージャ(rman)
使用したOracleデータベース
した
データベースのリストア
• rmanにログイン
rman target / nocatalog
• チャネルデバイスを “/backup”に指定 (必要に応じて)
configure channel device type disk format='/backup/full_db_%U'
• リストア、リカバリーを実行
RMAN> restore database;
RMAN> recover database;
• データベースをオープンにする
RMAN> alter database open;
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データのExport/Import
• DB2
• CSVファイルにSQLステートメントで指定したデータを抽出
export to <export file> of del select * from <table name>
• 表にデータを投入 ( replace または insert)
import from <data file> of del [replace | insert] into <table name>
• Oracle
• Oracleオリジナルのフォーマットでデータを抽出 (CSV形式ではない)
exp "<UID>/<password>@<database name> file<export file> tables=(<table name>)"
• exp toolを使用してexportしたデータをimport
imp "<UID>/<password>@<database name> file<export file> tables=(<table name>)"
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モニタリング (1)
DB2
Oracle
• パラメーター設定情報
パラメーター設定情報を
設定情報を取得
select * from sysibmadm.dbcfg
select * from sysibmadm.dbmcfg
select * from v$parameter
• メモリー状況
メモリー状況の
状況の情報を
情報を取得
select * from sysibmadm.SNAPDBM_MEMORY_POOL
select * from sysibmadm.SNAPDB_MEMORY_POOL"
select * from v$sga
select * from v$pgastat
• 接続している
接続しているアプリケーション
しているアプリケーションの
アプリケーションの情報を
情報を取得
select * from sysibmadm.SNAPAPPL_INFO
select * from v$session
• データベースの
データベースの表名を
表名を取得
list tables
select * from dict
• データベースの
データベースの表スペース情報
スペース情報を
情報を取得
select * from table(mon_get_tablespace('',-2))
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select * from v$tablespace;
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モニタリング (2)
DB2
Oracle
• 認証に
認証に使用された
使用されたユーザー
されたユーザー名
ユーザー名を確認
select current user from sysibm.sysdummy1
show user
• 詳細な
詳細な表の情報を
情報を取得
select * from sysibmadm.admintabinfo
select * from dba_segments
admintabinfo viewを
を使用することで
使用することで、
することで、以下のよ
以下のよ
うな情報
うな情報を
情報を入手することが
入手することが出来
することが出来る
出来る
• 表の属性
• データ、索引、LOBやXMLオブジェクトの実
際のサイズ
• LOAD,REORG,CLEANUP処理等のペン
ディング状態
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基本SQL操作 (1)
• データベースへの
データベースへの接続
への接続
• DB2
connect <UID>/<password>[@connect_identifier]
• Oracle
connect to <database name> user <UID> using <password>
• ダミー表
ダミー表を使用
• DB2(~9.5) select current date from sysibm.sysdummy1
• Oracle
DB2 9.7
select sysdate from DUAL
• 指定した
指定した行
した行の結果セット
結果セットを
セットを取得
• DB2(~9.5)
• Oracle
DB2 9.7
select * from sysibmadm.dbcfg fetch first 10 rows only
select * from v$parameter where rownum < 10
• 現在の
現在のタイムスタンプを
タイムスタンプを取得
select current timestamp from sysibm.sysdummy1 (or dual)
• DB2
• Oracle
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select systimestamp from dual
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基本SQL操作(2)
• 日付の
ヶ月前の
日付の操作 (4ヶ
月前の次の日)
• DB2(~9.5) select current date - 4 months + 1 days from sysibm.sysdummy1
• Oracle
DB2 9.7
• 時間の
時間の操作
• DB2
• Oracle
select add_months(sysdate, -4) + 1 from dual
select current timestamp + 5 HOURS - 3 MINUTES + 10 SECONDS from sysibm.sysdummy1
select systimestamp + INTERVAL '0 5:3:10' DAY TO SECOND from dual
• 高速な
高速なデータ削除
データ削除
• DB2(~9.5) import from /dev/null of del replace into <table name>
• Oracle
DB2 9.7
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truncate table <table name>
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Let’s go Lab1!!
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